20代女性で未経験の仕事に転職できる?

実現可能な1年先の近未来像

 コンビニ、ドラッグストア、深夜1時まで営業し始めるスーパーマーケット、インターネットショッピングにいたっては24時間、お店にいかなくてすむという簡略の徹底ぶり。便利な世の中になればなるほど、時間が商品化され、あっという間にことは済んでしまう。人材にいたっても、人材バンクや転職会社など積極的に進出してきている。社会がこれほど変化して、私たちの“時間”に影響はないのか? 答えは無論、大ありだ。

社会的に経験を積み、一般常識といわれるそこそこのことがわかっている、上、仕事ができるとされるキャリアの30代を待たずして企業はできる20代を求める。確かに、仕事をゼロからたたきこむのではなく、ある程度のことを理解していて、社会人1年生を対象とする新人教育の60%の労力ですめば企業としてはうれしい。加えて、「若さ」という体力や「やる気」という動機がついてくれば予想外の枠をこえたプラスを生み出すかもしれない。経営者たるものマイナスは出せないシビアな世界。人を選別するにも欠かせない観点なのだ。

こんなプラスを生み出しますよというアピールポイントは? そのために今、足りないものは何? 1年先の私はどうなっていなければいけないのだろう。不足を補う転職なのか、補ってから臨むべき転職なのか。その見極めが、先の道のりを大きく左右するのではないだろうか。