20代女性で未経験の仕事に転職できる?

逃避型スパイラルからの脱却

履歴書の資格欄でペンが止まる。埋まらない空白。まるで「私には特にできることがありません」と露呈しているように感じる一瞬が「あぁ書類で落ちそう」と応募書類の郵送をためらう時間になる。

そのたびに「何か始めなければ!」と 思い立っておけいこ雑誌やネットで資格講座の内容を見てみるがどれもこれも時間の拘束、投資金とハードルが高い。そこまで労力をかけて最後に身になるのかもわからない。そのうち面倒くさいのと日常の忙しさで気づいたら時間と不安だけが積みあがっていた。

 

そんな逃避型スパイラルにはまってしまったら今の環境から何が手に入るのかを見直してみることから始めよう。自分の“ウリ”を発見できれば、具体的な未来像も描きやすい。

今の仕事環境で自分ができることは何なのか? とりわけ、ほかの人ができなくて自分にできることは何なのか? を考えてみよう。性格は職業適性に。技術的特技は職種を決めるキーワードになる。たくさんの鍵をもっていれば、開く扉も増える。今のあなたはいくつ鍵をもっている?

実現可能な1年先の近未来像

コンビニ、ドラッグストア、深夜1時まで営業し始めるスーパーマーケット、インターネットショッピングにいたっては24時間、お店にいかなくてすむという簡略の徹底ぶり。便利な世の中になればなるほど、時間が商品化され、あっという間にことは済んでしまう。人材にいたっても、人材バンクや転職会社など積極的に進出してきている。社会がこれほど変化して、私たちの“時間”に影響はないのか? 答えは無論、大ありだ。

 

社会的に経験を積み、一般常識といわれるそこそこのことがわかっている上、仕事ができるとされるキャリアの30代を待たずして企業はできる20代を求める。確かに、仕事をゼロからたたきこむのではなく、ある程度のことを理解していて、社会人1年生を対象とする新人教育の60%の労力ですめば企業としてはうれしい。加えて、「若さ」という体力や「やる気」という動機がついてくれば予想外の枠をこえたプラスを生み出すかもしれない。経営者たるものマイナスは出せないシビアな世界。人を選別するにも欠かせない観点なのだ。

こんなプラスを生み出しますよというアピールポイントは? そのために今、足りないものは何? 1年先の私はどうなっていなければいけないのだろう。不足を補う転職なのか、補ってから臨むべき転職なのか。その見極めが、先の道のりを大きく左右するのではないだろうか。

“くだらないこと“の重要さ

「おはようございます!」「おつかれさまでした!」と挨拶するのが決まりとなっていて、これが宗教じみていて嫌い…。もう社会人になって4年目になるのに、このご時世でまだお茶くみとかコピーとかさせるの。面倒くさいことは全部やらされて、電話にもでなきゃいけないし、それで「仕事遅いんじゃないの?」って言われんの。本当、嫌になる。こんなくだらないことをずーっとこの先を続けてくの? もっとやりがい感じて、かっこいい女になりたいし、充実してるって毎日思いたい。そしたらもっと今より頑張れると思うんだよね!

 

キャリアと語るにふさわしい年齢になると、社会人になりたての頃始めた仕事内容が「The初歩」な、仕事と呼べないものに感じてしまうのはよくあること。このまま年をとっていっていいのだろうか? 不安が焦りになる夜もある。

ここでふと見てほしい。あなたの理想とする先輩は宗教じみた挨拶を拒み、コピーやお茶くみを嫌がるだろうか。格好いい仕事をしている日常の中で電話は部下が対応するものと思っている人物だろうか。くだらなく見える仕事の積み重ねや経験があってこそ掴んだものもあったのではないだろうか。

仕事は楽しいことばかりではないし、つまらない時もある。そのつまらなさを楽しさややりがいに転換していく発想こそが格好いい仕事ではないだろうか。

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100点企業はダメ会社?

あなたが働きたいと思う会社はどんな会社? お給料が良くて、大手で、仕事内容は好きなことで、人間関係に問題がおきそうにない良い人がたくさんいて…。自分が経営者になって、100点をあげたくなる会社像を描いてみて。

 

次にそんなパーフェクトな環境で働く社員になってみよう。そこに競争心はある? 自分が啓発され上達していく姿を想像できる? その会社はいつまでもパーフェクトな環境を維持できる?

すべての希望や望みが叶うことは難しいというが、叶ったとしても「こんなはずではなかった」という事態は多々起こる。一方、望んでるものに対して違ったが「意外と良かった」なんてことも多々起こる。何がダメで、何が良いのかは「やってみないと分からない」が多い。「意外と良かった」ならいいが「こんなはずではなかった」とリスクを負うのは避けたい。だからこそ優先順位というものがある。

 

組織で働くということはいろいろな人間、いろいろな職種が交差する環境で働くということ。自分の中の第1希望とは? またこれなら妥協できるという点は? 妥協点は事によっては入社後、自らの力で変えていくこともできるかもしれない。100点企業に近づけるための優先順位から選ぶ方法を試してみよう。

あなたを映すアドバイザーという鏡

今の自分に何ができるのか。1年先どうなっていたいから何をすべきなのか。転職活動に「自分探し」はつきもの。人のことはわかるのに、自分のこととなると客観的に見れない。自分のことがわかっているようで、他人から指摘されることでわかる新たな自分もいる。

 

効率よく、有利に転職を進めるにはプロのアドバイザーに相談するのがオススメ。何人ものひとと出会い、話をしてきたアドバイザーだからこそ、分析能力や転職の傾向、進捗情報も明確に教えてくれる。仕事探しのツールとなってくれることはもちろん、客観的に「私」を見て新たな「私」を発見し、進むべき道につながるヒントをくれる

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